ペルサンチンLカプセルが2020年6月に発売中止予定になったため代替薬の検討を行ってきたいと思います。
販売中止の経緯
ペルサンチンLカプセルはドイツの製造所で製造されていましたが工場の老朽化のため閉鎖にしたこと、日本国内で同製品を生産するため技術移管を進めていたようですが機械を製造していたメーカーも今はなくなっていたようで技術移管が出来なかったとのことです。
代替薬
ペルサンチンLカプセルのGE医薬品は販売されていないため別剤形のペルサンチン錠25mg・100mgが候補になるかと思います。ペルサンチン錠25mg・100mgは引き続き販売は継続されます。
ペルサンチンLカプセル150mg | ペルサンチン錠25mg・100mg | |
効能・効果 | つぎの疾患における尿蛋白減少: 慢性糸球体腎炎 (ステロイドに抵抗性を示す ネフローゼ症候群を含む) | つぎの疾患における尿蛋白減少: ステロイド抵抗性を示すネフローゼ症候群 |
用法・用量 | 通常、成人にはジピリダモールとして 1回150mgを1日2回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 | 尿蛋白減少を目的とする場合: 通常、成人には ジピリダモールとして 1日300mgを3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
ペルサンチンLカプセルとペルサンチン錠には適応と用法に差があります。ペルサンチンLカプセルの方が適応が広くなっています。
まとめ
ペルサンチンLカプセルの販売中止が決まっているのでそれまでに在庫の見直しと調節を行っていきましょう。
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