2020年8月17日付で後発医薬品(GE)が承認されましたので販売予定のメーカー等についてまとめていきたいと思います。
今回承認された後発医薬品(GE)は12月に販売予定になると思われます。
GE新規成分
プレガバリン(リリカ)
末梢神経障害で使われているリリカのGEがついに発売になります。
リリカの市場規模は1000億円をこえているので医薬品市場に与えるインパクトは大きくなりそうです。
ファイザーからオーソライズドジェネリック(AG)が販売されることになります。
リリカOD錠のGE
後発医薬品名 | プレガバリンOD錠25㎎ プレガバリンOD錠75mg プレガバリンOD錠150㎎ |
屋号(製造販売業者等) | サンド(サンド) JG(日本ジェネリック) 科研(ダイト) フェルゼン(フェルゼンファーマ) 明治(日新製薬) 日医工(日医工) NPI(日本薬品工業) DSEP(第一三共エスファ) オーハラ(大原薬品工業) ケミファ(日本ケミファ) KMP(共創未来ファーマ) アメル(共和薬品) 杏林(キョーリンリメディオ) 武田(武田テバファーマ) YD(陽進堂) トーワ(東和薬品) サワイ(沢井製薬) ニプロ(ニプロ) ZE(全星薬品工業) 三笠(三笠製薬) KN(小林化工) ファイザー(ファイザーUPJ) |
先発にない規格の50㎎は5社から発売されます。
後発医薬品名 | プレガバリンOD錠50㎎ |
屋号(製造販売業者等) | 日医工(日医工) KN(小林化工) YD(陽進堂) 三笠(三笠製薬) 武田テバ(武田テバファーマ) |
リリカカプセルのGE
OD錠が発売されてからあまり使用されなくなったカプセルですが今回3社から販売予定です。
後発医薬品名 | プレガバリンカプセル25㎎ プレガバリンカプセル75mg プレガバリンカプセル150㎎ |
屋号(製造販売業者等) | 日医工(日医工) トーワ(東和薬品) サワイ(沢井製薬) |
リバスチグミン(リバスタッチ/イセクロン)
認知症治療薬であるリバスタッチ/イセクロンのGEになります。
貼付剤のため貼り心地や基材の違いによる皮膚刺激の副作用が気になる所です。
後発医薬品名 | リバスチグミンテープ4.5㎎ リバスチグミンテープ9㎎ リバスチグミンテープ13.5㎎ リバスチグミンテープ18㎎ |
屋号(製造販売業者等) | 久光(久光製薬) トーワ(東和薬品) QQ(救急薬品工業) アメル(共和薬品) サワイ(沢井製薬) KMP(共創未来ファーマ) YP(祐徳薬品工業) DSEP(第一三共エスファ) 日医工(日医工) YD(陽進堂) ニプロ(ニプロ) |
クロピドグレル/バイアスピリン配合錠(コンプラビン配合錠)
新規成分ではないですが配合剤のGEもでました。
名前はロアレス配合錠になりますが名前から何が配合されてされているか分かりずらいですね。
後発医薬品名 | ロレアス配合錠 |
屋号(製造販売業者等) | SANIK(日医工サノフィ) NS(日新製薬) 杏林(キョーリンリメディオ) |
新規に承認されたオーソライズジェネリック(AG)
すでに後発薬品(GE)がある成分で新たにオーソライズジェネリック(AG)が追加となりました。
ファイザーからはプレガバリン(リリカ)のAGも出ているので合計で4成分で新たに出ていますね。
ファイザーから今後も新たにAGが発売されてくるかもしれないですね。
メマンチンは錠剤規格のものはAGが薬価収載されていましたがドライシロップも新たに追加になりました。
先発薬品名 | 後発薬品名 | 製造販売業者 |
カルデナリン錠 | ドキサゾシン錠「ファイザー」 | ファイザーUPJ |
レルパレックス錠 | エレトリプタン錠「ファイザー」 | ファイザーUPJ |
ノルバスク錠 | アムロジピン錠「ファイザー」 | ファイザーUPJ |
ノルバスクOD錠 | アムロジピンOD錠「ファイザー」 | ファイザーUPJ |
メマリードライシロップ | メマンチン塩酸塩ドライシロップ「DSEP」 | 第一三共エスファ |
まとめ
2020年12月に販売される後発医薬品は品目数は少なめですがプレガバリン(リリカ)は使用数も多いので採用するメーカーはしっかり調べてから採用したいですね。また、最近は後発医薬品メーカーの自主回収が多発していますので安定供給しているメーカーを選んでいきたいですね。
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