2020年2月17日付けで承認された後発医薬品~2020年6月販売予定の後発医薬品~

医薬品・医療
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2020年2月17日付で後発医薬品(GE)が承認されましたので販売予定のメーカー等についてまとめていきたいと思います。

今回承認された後発医薬品(GE)は6月に販売予定になると思われます。

エルデカルシトール(エディロール)

骨粗鬆症治療薬のエディロールのGEになります。こちらは2社からの販売になります。

後発医薬品名エルデカルシトールカプセル0.5μg
エルデカルシトールカプセル0.75μg 
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)
日医工(日医工)

ガランタミン(レミニール)

認知症治療薬のレミニールのGEになります。こちらはオーソライズドジェネリック(AG)なしですね。

後発医薬品名ガランタミンOD錠4mg
ガランタミンOD錠8mg
ガランタミンOD錠12mg
屋号(製造販売業者等)ニプロ(ニプロ)
サワイ(沢井製薬)
トーワ(東和薬品)
武田テバ(武田テバファーマ)
JG(日本ジェネリック)
YD(陽進堂)
日医工(日医工)
DSEP(第一三共エスファ)
アメル(共和薬品工業)

セレコキシブ(セレコックス)

ファイザーからオーソライズドジェネリック(AG)が販売されることになりました。正直意外でしたね。

後発医薬品名セレコキシブ錠100mg
セレコキシブ錠200mg
屋号(製造販売業者等)NPI(生達科学製薬)
ファイザー(ファイザー)
明治(MeijiSeikaファルマ)
日新(日新製薬)
杏林(キョーリンリメディオ)
三笠(三笠製薬)
トーワ(東和薬品)
オーハラ(大原薬品工業)
武田テバ(武田テバファーマ)
KN(小林化工)
ケミファ(日本ケミファ)
サワイ(沢井製薬)
日医工(日医工)
JG(日本ジェネリック)
YD(陽進堂)
アメル(共和薬品工業)
サンド(サンド)
フェルゼン(フェルゼンファーマ)
DSEP(第一三共エスファ)
ニプロ(ニプロ)
赤字:オーソライズドジェネリック(AG)

タダラフィル(ザルティア)

タダラフィルは他にシアリス錠・アドシルカ錠があるため「ZA」(ZAlutia)と付け区別するようですね。

後発医薬品名タダラフィル錠2.5mgZA
タダラフィル錠5mgZA
屋号(製造販売業者等)JG(日本ジェネリック)
あすか(あすか製薬)
ニプロ(ニプロ)
フソー(シオノケミカル)
DK(大興製薬)
RTO(リョートーファイン)
サワイ(沢井製薬)
FCI(富士化学工業)
日医工(日医工)
サンド(サンド)
杏林(キョーリンリメディオ)
後発医薬品名タダラフィルOD錠2.5mgZA
タダラフィルOD錠5mgZA
屋号(製造販売業者等)トーワ(東和薬品)

デュタステリド(アボルブ)

武田テバファーマからオーソライズドジェネリック(AG)が販売されることになりました。またついに錠剤タイプも販売となりました。
一部のメーカーに確認しましたらフィルムコーティングを行っており1包化可能であるとのことです。
デュタステリドは他にザガーロカプセルがあるため「AV」(AVolve)とつけて区別するみたいですね。

後発医薬品名デュタステリドカプセル0.5mgAV
屋号(製造販売業者等)JG(日本ジェネリック)
日医工(日医工)
DSEP(第一三共エスファ)
サワイ(沢井製薬)
トーワ(東和薬品)
AFP(アルフレッサファーマ/東亜薬品)
TC(東洋カプセル)
DSEP(第一三共エスファ)
BMD(ビオメディクス)
ニットー(日東メディック)
ニプロ(ニプロ)
武田テバ(武田テバファーマ)
フソー(扶桑薬品工業)
杏林(キョーリンリメディオ)
赤字:オーソライズドジェネリック(AG)
後発医薬品名デュタステリド錠0.5mgAV
屋号(製造販売業者等)DSEP(第一三共エスファ)
YD(陽進堂)
NS(日新製薬)
明治(Meiji Seika ファルマ)

ナラトリプタン(アマージ)

偏頭痛治療薬のアマージのGEになります。1社からの販売になります。

後発医薬品名ナラトリプタン錠2.5
屋号(製造販売業者等)KO(寿製薬)

バセドキシフェン(ビビアント)

骨粗鬆症治療薬のビビアントのGEになります。沢井製薬の1社のみとなります。

後発医薬品名バセドキシフェン錠20mg
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)

ピルフェニドン(ピレスパ)

特発性肺線維症の薬であるピレスパのGEになります。日医工の1社のみとなります。

後発医薬品名ビルフェニドン錠200mg
屋号(製造販売業者等)日医工(日医工)

フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン(ディレグラ)

配合剤のGEのため成分名の頭をとって名前がついていますね。
SANIKはフェキソフェナジンではオーソライズドジェネリック(AG)ですがプソフェキでは不明ですね。

後発医薬品名プソフェキ配合錠
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)
SANIK(日医工サノフィ)

メマンチン(メマリー)

第一三共エスファからオーソライズドジェネリック(AG)が販売されます。
また一部のメーカーより先発にない規格である15mgが販売されます。

後発医薬品名メマンチン塩酸塩錠5mg
メマンチン塩酸塩錠10mg
メマンチン塩酸塩錠20mg
屋号(製造販売業者等)ニプロ(ニプロ)
サワイ(沢井製薬)
オーハラ(大原薬品工業)
明治(Meiji Seika ファルマ)
DSEP(第一三共エスファ)
アメル(共和薬品工業)
KMP(共創未来ファーマ)
KN(小林化工)
トーワ(東和薬品)
赤字:オーソライズドジェネリック(AG)
後発医薬品名メマンチン塩酸塩OD錠5mg
メマンチン塩酸塩OD錠10mg
メマンチン塩酸塩OD錠20mg
屋号(製造販売業者等)クラシエ(日本薬品工業)
日新(日新製薬)
フェルゼン(フェルゼンファーマ)
サンド(サンド)
ケミファ(日本ケミファ)
TCK(辰巳化学)
サワイ(沢井製薬)
武田テバ(武田テバファーマ)
JG(日本ジェネリック)
タカタ(高田製薬)
YD(陽進堂)
杏林(キョーリンリメディオ)
アメル(共和薬品工業)
オーハラ(大原薬品工業)
KMP(共創未来ファーマ)
KN(小林化工)
トーワ(東和薬品)
DSEP(第一三共エスファ)
明治(Meiji Seika ファルマ)
日医工(日医工)
ニプロ(ニプロ)
ZE(全星薬品工業)
赤字:オーソライズドジェネリック(AG)
後発医薬品名メマンチン塩酸塩OD錠15mg
屋号(製造販売業者等)クラシエ(日本薬品工業)
日新(日新製薬)
フェルゼン(フェルゼンファーマ)
サンド(サンド)
ケミファ(日本ケミファ)
TCK(辰巳化学)
後発医薬品名メマンチン塩酸塩DS2%
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)

モキシフロキサシン(ベガモックス)

後発医薬品名モキシホロキサシン点眼液0.5%
屋号(製造販売業者等)ニットー(東亜薬品)
サンド(サンド)
日点(日本点眼薬研究所)

レパグリニド(シュアポスト)

シュアポストは1社のみですね。

後発医薬品名レパグリニド錠0.25mg
レパグリニド錠0.5mg
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)

レボセチリジン(ザイザル)

武田テバファーマからオーソライズドジェネリック(AG)が販売予定になります。
新たな剤形としてOD錠とドライシロップが販売になります。新しい規格として2.5mgの錠剤が販売になります。今後は半割しなくて済みますね。
同日にまさかですがザイザルOD錠2.5mgと5mgが承認となりました。今更感がすごいですね。

後発医薬品名レボセチリジン塩酸塩錠2.5mg
レボセチリジン塩酸塩錠5mg
屋号(製造販売業者等)KMP(共創未来ファーマ)
サワイ(沢井製薬)
YD※(陽進堂)
タカタ※(高田製薬)
CEO※(セオリアファーマ)
KN※(小林化工)
杏林※(キョーリンリメディオ)
明治(Meiji Seika ファルマ)
サンド(サンド)
ニプロ※(ニプロ)
フェルゼン(フェルゼンファーマ)
日医工※(日医工)
トーワ(東和薬品)
TCK(辰巳化学)
アメル(共和薬品工業)
武田テバ(武田テバファーマ)
JG(日本ジェネリック)
日本臓器(日本臓器製薬)
※2.5mg規格あり
赤字:オーソライズドジェネリック(AG)
後発医薬品名レボセチリジン塩酸塩OD錠2.5mg
レボセチリジン塩酸塩OD錠5mg
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)※5mg規格のみ
日新(日新製薬)
YD(陽進堂)
タカタ(高田製薬)

後発医薬品名レボセチリジン塩酸塩ドライシロップ0.5%
屋号(製造販売業者等)YD(陽進堂)
タカタ(高田製薬)
日本臓器(日本臓器製薬)
杏林(キョーリンリメディオ)
後発医薬品名レボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)
KN(小林化工)
トーワ(東和薬品)
アメル(共和薬品工業)
ニプロ(ニプロ)

ラベプラゾール(パリエット)

他の規格ではすでにジェネリックは販売されていましたが今回新たに5mgの規格が承認されました。

後発医薬品名ラベプラゾールNa錠5mg
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)
日医工(日医工)
AA(あすか製薬)
JG(日本ジェネリック)
日新(日新製薬)
YD(陽進堂)
ファイザー(ファイザー)
トーワ(東和薬品)
TCK(辰巳化学)
杏林(キョーリンリメディオ)
武田テバ(武田テバファーマ)
NPI(日本薬品工業)
サンド(サンド)
ケミファ(日本ケミファ)
オーハラ(大原薬品工業)
科研(科研製薬)
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2019年8月に承認されているが未発売の後発医薬品

2019年8月に承認されましたが未だに薬価収載されていない薬剤があり、今回他のメーカーが新たに承認されています。
今回承認された分を含めて2020年6月に販売予定と思われます。

前回承認されている薬は下記の記事にまとめていますのでよろしければご一読ください。

エゼチニブ(ゼチーア)

オーソライズドジェネリック(AG)であるエゼチミブ錠10mg「DSEP」が2019年8月15日に承認されていましたがまだ薬価収載されていません。
2020年2月に承認された薬剤と合わせて2020年6月販売予定になりました。

今回は先発にないOD錠が1社から販売することになりました。

ここ1年にエゼチニブ配合の配合剤が販売されていましたがそのえ・・・いえ何でもありません。


後発医薬品名
エゼチミブ錠10mg
屋号(製造販売業者等)日医工(日医工)
アメル(共和薬品工業)
ニプロ(ニプロ)
サワイ(沢井製薬)
KN(小林化工)
明治(Meiji Seika ファルマ)
TE(トーアエイヨー)
日新(日新製薬)
YD(陽進堂)
杏林(キョーリンリメディオ)
JG(日本ジェネリック)
トーワ(東和薬品)
ケミファ(日本ケミファ)
サンド(サンド)
フェルゼン(フェルゼンファーマ)
TCK(辰巳化学)
武田テバ(武田テバファーマ)
KMP(共創未来ファーマ)
後発医薬品名エゼチミブOD錠10mg
屋号(製造販売業者等)トーワ(東和薬品)

イミダフェナシン(ウリトス/ステーブラ)

おそらくオーソライズドジェネリック(AG)であろうイミダフェナシンOD錠0.1mg「杏林」、イミダフェナシン錠0.1mg「杏林」が2019年8月15日に承認されていましたがこちらも薬価収載されていません。


後発医薬品名
イミダフェナシン錠0.1mg
屋号(製造販売業者等)YD(陽進堂)
JG(日本ジェネリック)
サワイ(沢井製薬)
後発医薬品名イミダフェナシンOD錠0.1mg
屋号(製造販売業者等)トーワ(東和薬品)
YD(陽進堂)
JG(日本ジェネリック)
サワイ(沢井製薬)
TCK(辰巳化学)
ツルハラ(鶴原製薬)

デフェラシロクス(ジャドニュ)

おそらくオーソライズドジェネリック(AG)でデフェラシロクス顆粒分包「サンド」が2019年8月15日に承認されていましたがこちらも薬価収載されていません。

後発医薬品名デフェラシロクス顆粒分包90mg
デフェラシロクス顆粒分包360mg
屋号(製造販売業者等)サワイ(沢井製薬)

その他

ピオグリタゾン(アクトス)

このタイミングでの承認でしたので調べてみたらやはりオーソライズドジェネリック(AG)のようです。武田テバファーマのAG増えてきましたね。

後発医薬品名ピオグリタゾン錠15mg
ピオグリタゾン錠30mg
屋号(製造販売業者等)武田テバ(武田テバファーマ)

メトホルミン(メトグルコ)

こちらもオーソライズドジェネリック(AG)ですね。薬価的にはほとんど先発と差がなくなっていますが現場からの要望ですかね?

後発医薬品名メトホルミン塩酸塩錠250mg
メトホルミン塩酸塩錠500mg
屋号(製造販売業者等)DSPB(DSファーマプロモ)

まとめ

今回の承認で多くの後発医薬品が承認されました。
オーソライズドジェネリック(AG)も多く承認されましたので販売されるまでにどこのメーカーを採用するか考えておきましょう。

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